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STORY A:安心の住宅物語
親の敷地に自分の家を持つ
「どう思う?」
私は妻に話しかけた。
「それは、別々の家の方がいいわよ。親の家に住んでいると言っても、あなたも一人前なのだから…」
ウチには嫁・姑の問題はあまりない。
いや無いとは言い切れないが、大きな問題があるわけではない。ただこの家も古くなった。子供も大きくなり個室もいる。オレも書斎がほしい。
「でもこの土地にそのまま建てられるの?」
「うん。この広さがあれば問題ないらしい」
先日、会社を早く切り上げて近所の住宅展示場に立ち寄って、親の敷地内に建てる場合、どんな手続きがいるのかを聞いたことは妻には告げていなかった。
家族の夢
リタイヤしている父も「ようやく一人前になるか」とつぶやいて、家を持つことに賛成してくれた。
さあ、いよいよ本番だ。まずはチラシ集めから始めた。それだけでなくホームページ、インターネットでの評判、近所の建築中の住宅も見たい。A社、B社、C社…どんな点を重視するべきなのだろうか?住宅性能、住宅設備(バリエーション)、価格…。
資料を見比べていると、夕食の後片付けをしている妻が言った。
「私なら、夢ね」
「夢?」
「そう、一生住む家だから、大切にしたいのは私達家族の夢よ」
夢、か・・・。家づくりの家族の夢とは何だろう?
まじめが売りです!
夢とは何かを考えるために、私は住宅展示場を訪ねることにした。先日立ち寄った近所の展示場の会社の展示場一覧をインターネットで確認した。浜松を中心に事業をしている、ずいぶん前からある会社(林工組グループ)だ。住宅だけではなくビルや学校なども建てているようだ。
今度は店長さんが出てきた。とかく住宅会社というと、喋る営業マンが多いが、彼は割と寡黙だった。
開口一番、「私達の会社の売りはまじめにハウスケアをすることです」と言った。
「まじめが売りですか?」
「高い買い物ですから。売り手がふまじめではまずいでしょう」
林工住宅の情報を調べる
帰宅して今日訪ねた林工住宅のホームページを開いた。他社に良くある住宅商品の画像ではなく、住まい手がトップにあることに好感をもった。家族の夢を聞いてくれる、そんなメッセージだろうか。私は「アフターからのお付きあい」というフレーズが気に入った。店長は「全社員がアフターサービス担当です」と言っていた。林工住宅の家を見てみよう。骨太骨格、ALL4寸、選べる住宅設備、この内容でこの標準価格。ほんとうだろうか?
会社情報を見ると「経営はローコスト、住宅はロープライス」とあり、会社の方針はよくわかった。だが私一人が夢を実現するわけではない。次の日曜日に家族で出かけてみよう。日曜日に再び訪れた。
家族で展示場に行く
晴れた天気のせいか、すでに3組の夫婦がいた。ひと組はウチとおなじくらいの子供を連れた夫婦だ。
向こうのお嬢さんとウチの息子が自然に遊びだした。これでゆっくりと展示場を見ることができそうだ。
一階は間取りの例。
この建坪と設備が標準とのことだが、ずいぶんと広くゆったりとしている。だが妻は私とは違うところに目をつける。「All電化でほんとうにこの価格なの!」
2階に展示されているシステムキッチンを見に行く。キッチン仕様について話を聴きながら、All電化の安心さだけでなくランニングコストの低さにも納得できた。自然な素材中心の内装の子供部屋にも好感がもてたし、書斎の実績もたくさんあるという。心はかなり林工住宅に傾いたが、もう一度アタマを冷やして考えようと妻と話した。
もう一度会社情報を調べる
その夜もう一度、林工住宅のホームページを開く。施工実績を見ると、バラエティに富んだ実績があり安心ができそうだ。会社情報のページには、設計担当者や施工担当者のコメントが顔写真入りで載っているのも好感がもてる。やはり地元の会社は安心できる。フランチャイズ制ではなく直営・直接の責任施工とある。逃げも隠れもしないから、まじめにやりますと店長は言ったのだろう。
ホームページから見つけた現場見学会の案内に申し込んだ。その説明を聞いてから最終判断をしよう。
現場見学会に参加する
現場見学会の場所は、徒歩で行ける。地元密着なんだ。
施工中の物件は上棟から屋根葺きに入ったところだった。「胸を張って見せることができます」
林工住宅の担当者はこういう。
それはALL4寸の構造を見てもらいたいからだそうだ。「ウチのお客さんは中身に感動して帰ってもらってます。ほとんどの人が骨太住宅を理解してくれますよ」
たしかに柱が太く、多い。まじめな住宅とは「見えないところに手を抜かない」ということだと思った。
私は何枚も写真を撮りながら心を決めた。








